今年の春は地に足がつかないような感じのまま、もう5月になってしまいました。
来週には震災から2カ月となりますが、東日本は大きな悲しみと、未だ量り様のない不安から抜け出せずにいます。
改めて、被災された方々のご冥福をお祈りし、またお見舞いを申し上げます。
そんな中、ディンプルアートの春はちょっと嬉しい春となりました。
今日はお隣君津市の公民館から戴いた体験教室の打ち合わせに行って参りました。
丁寧に対応して戴いて細かく打ち合わせできました。
大人と子供、各回合わせて延べ140名程の募集になる計画で今からとても楽しみです。
お聞きしたところ、君津市は職員住宅などを利用しての被災者受け入れに尽力されていて、その数はすでに100名を超えているそうです。
公民館でも積極的にサークル活動への参加を呼び掛けたりしているそうです。
私も何かそんな方たちをこの地でお慰めできないかご相談してみようと思います。
ありがたいことにもう一ヶ所ドリプラのメンバーから紹介して戴いた別の公民館からもお話が来て、後日お打ち合わせする予定です。
それから、地元の小学校からもディンプルアートをクラブ活動でやってみたいというお話もいただいており、今週はそちらのお打ち合わせもあります。
子供たちとの作品作りはとても楽しいので、一年かけての活動をどのように計画しようか先生とじっくりご相談したいと思います。
5月の栞も図案は決まりましたので完成したら近々写真をアップします。
それから非難を覚悟でもうひとこと。
テレビCMで流れている「見上げてごらん夜の星を」はやっぱりイタダケナイと思うのです。
被災者が共に声を出して歌っているところが想像できません。
どこか他人事みたいにしんみり歌うより、それより東北や東日本各地の地元の民謡なんかをどんどん歌えばいいのにと思うのです。ヨイトマケの歌などの方がしっくりくるとも思うのです。
民主党は民主党でなんで原子力政策を推進した自民党の尻拭いをさせられなきゃいけないんだって風で他人事な感じだし、東電は東電で国の方針に則ってやってきたことを何で一方的に責められなきゃいけないのって、やっぱり他人事な感じです。
それでも何とかしようと必死にこうべを揚げ始めた人たちや、その力になろうとしている人たち、何より原子力発電所で働いている人たちのその場所は一番危険で、一番物資も届かない、毎食保存食のようなものを食べて、被災した家族のもとへも帰れずに働いていると聞きます。またその家族は心配しています。
家族や友人や大切な人を失い、家も、故郷も失ってバラバラの避難場所で今日をつないでいると報道が伝えます。
仮設住宅や各避難場所でテレビを見られる状況になってきているのなら、故郷の懐かしい調べがどんどん流れて来た方が力が湧いてくるんじゃないかと思います。
故郷や家族を思って、力を込めて、声を揚げて歌える歌がテレビやラジオから流れて日本中で歌えば、その歌詞からももっと被災地のことを理解して距離が縮まりつなぐ手に力が入ると思うのです。